頬を撫でた春風  ーある春の日①

3月最終日、
明日からカレンダーも4月に変わる。



今日は風がつよい。

またこの季節が来たかと、少し立ち止まる。



あとどれくらい、この風を感じられるだろう。



あと数十回。

それでも、わたしは完成しない。



きっと、

未完成なまま、いる。



そしてまた、
暖かい風がわたしの頬を撫でた。



すべてを忘れるほど、
ただ、心地よかった。

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