雨の仕業  ーある春の日③



4月の雨は暖かくて好きだ。

生き物たちが、嬉しそうにしている。


でも、まだ見ていたかった桜は散っていく。


社内も、どこか落ち着かない。

ふと、外を見た。


気づけば、
桜に、新芽が広がっていた。


わたしの中にも、何かが芽吹く。


これも、春の雨の仕業だろうか。


そっと、胸に手を当ててみる。
いつもより、鼓動が打っていた。

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