2つのクルミっ子  ー旅シリーズ①

母が唐突に
「クルミっ子というお菓子が食べてみたい」と言った。

休日、東京駅を散々歩き回りやっと見つけた。


クルミっ子は既に完売。

それでも2つだけ入っている詰め合わせがあった。

年老いた母親にとって、遠出は簡単ではない。

来てよかった。


片道1時間以上かけて帰る。

「これが食べたかったのよ」

母は一瞬で、食べた。


ほんのり苦い、キャラメルの味。

親孝行と、少し似ていた。

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