世界の愛おしさ



葉っぱたちがざわめく

葉の隙間から、風に揺られてこぼれる光の粒たち


わたしは必死に漕いでいた自転車のハンドルを握りしめ、思わず見上げた


風が、わたしの頬と髪を撫でる


緑が透き通っていて

空まで届きそうだった

自転車を漕ぐ脚は止まらない

涙がにじむ


世界が愛おしかった

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