朝目覚めたら、脚にウロコが生えていた。
私は急いで浜辺へ走る。
そこにはウミガメが待っていて、
誘われるまま海中へと潜った。
海水の温度は程よくて、
体温より少しだけ低い。
水の動きが心地よくて、
肌や髪の毛を撫でてくれる。
コポコポという空気の音が耳心地が良くて、
私は自然と笑みがこぼれる。
海底まで降りた。
両手を広げていると、
小さな熱帯魚たちが近づいてくる。
浅瀬なのか、砂を淡い光が照らす。
ここには誰もいない。
海水の流れる音を聴きながら、
わたしは自由になる。
鱗
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