こおる



マイナス200度のナイフで
ズタズタにする

わたしのこころは痛くない


血ならとっくに冷え切っている


氷の世界で
わたしは一息ついた


ふと、空を見上げる


固く閉ざされた雲からは

薄暗い光が反射する


虚ろな瞳からは何も滲まない


ミシミシという音だけが聴こえる


あんなにズタズタにしたのに

まだ残っているのだろうか


ならばいっそ

微かに息づく心臓すら、凍らせてしまえばいい


頬がかじかむ

笑みは引き攣る


わたしの冷たい火は、まだ消えていない

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